足関節捻挫のリハビリテーション

足関節捻挫の中でも大部分を占める内反(ないはん)捻挫のリハビリテーションについて紹介します。

内反
内反

 
歩行中や走行中やスポーツ動作などで重心が小趾側へ移った際に、身体の筋力や柔軟性やバランス能力など様々な機能が働き、更に重心が外側へ移るのを制御しますが、これらが機能しないと足首を内側に捻ってしまういわゆる内反捻挫を受傷してしまいます。
受傷してすぐ(急性期)のリハビリでは、炎症による腫れや痛みが強い場合が多いので、靭帯損傷部位などに対して超音波治療や氷を使用したアイシングを行い炎症症状の改善に努めます。


超音波療法
超音波療法

アイシング
アイシング



またそれらと併せて、腫れや受傷直後のギプス固定などによって狭くなった可動域(関節の動く範囲)を拡げるような徒手療法やボードに乗りストレッチをしたり、再度受傷する事がないように足関節を内側に捻じらないような足関節周囲の筋力強化、身体重心を制御できるように股関節周囲筋など全身的な筋力強化を段階的に実施していきます。

ストレッチングボード
ストレッチングボード
 
抵抗運動
抵抗運動
 
股関節外転運動
股関節外転運動



さらにスポーツ復帰へ向けて、それぞれの競技特性に合わせて捻挫を防ぐ動作指導や、バランス系のエクササイズなどを実施する場合もあります。
そして、必要な場合はテーピングを実施します。また、自分でも巻けるように巻き方の指導を行うこともあります。

テーピング例:外側
テーピング例:外側
 
テーピング例:内側
テーピング例:内側

  
              

文責 吉野広一郎