女性におけるスポーツ障害・外傷の特徴

最近のオリンピックで、我が国の女性の活躍が目覚ましいことに象徴されるように女性のスポーツ競技参加が増加しています。近代オリンピックにおける女性の参加も毎回増加の一途をたどっています(図1)。2004年シドニーオリンピックでは40.7%,2008年北京オリンピックでは42.4%、ロンドンオリンピックでは44.3%が女性選手で占められていました。ロンドンオリンピックは全種目に女性が参加した初めての大会となりました。またライフスタイルの一貫として特に中高年層のスポーツ参加も著しく増加しています(図2)。

女性のからだは、男性とは質的・量的に異なる特性を有しています。また、心理、思考、行動パターンにも女性の特性がみられます。女性は初経、妊娠、出産、閉経というライフサイクルの中で、スポーツは様々な意義と効果を持つと同時に、男性にはない医学的事象と問題点を有します。それぞれの女性のライフサイクルの中おける女性の特徴を理解することが、スポーツに伴う健康障害の理解に大切です。

図1.オリンピック女性参加推移
図1.オリンピック女性参加推移
図2.女性運動習慣
図2.女性運動習慣